コメ稼ぎチェッカーTwitchチャット分析

読み方・分析

コメントが多い配信者ほど「一斉反応」の割合が高い — 5万チャンネルで確かめた

当サイトは、連打・エモートだけ・定型文などを機械的に「コメ稼ぎ」と数え、残りを実質コメントとしています。では、この割合は配信者の規模によって違うのでしょうか。収録データを規模ごとに分けて確かめました。

集計時点:2026/10/11 8:19:45(日本時間)。この記事の数値はこの時点で固定しています。トップページの最新値とは異なる場合があります。

対象と分け方

収録している75,441チャンネル(全コメント224,408,374件)のうち、アーカイブが3本以上・収録が合計1時間以上ある50,288チャンネルを対象にしました。1〜2本だけの配信者は、その回の企画や出来事に数字が左右されすぎるため外しています。

対象を、収録したコメントの総数で5つの区分に分け、区分ごとに中央値(真ん中の配信者の値)を出しました。平均ではなく中央値を使うのは、どの区分にも飛び抜けて大きい配信者がいて、平均がその人たちに引っぱられるためです。

結果:区分が上がるほど、3つとも大きくなる

コメント総数の区分ごとの中央値
収録コメントチャンネル数コメ稼ぎ判定の割合実質コメント/時1本の長さ
1,000件未満32,686人10.4%9件2時間32分
1,000〜9,999件15,373人11.1%40件3時間12分
1万〜10万件未満2,072人14.4%115件4時間15分
10万〜100万件未満137人23.1%375件5時間43分
100万件以上20人28.8%3,365件6時間25分

コメ稼ぎと判定された割合の中央値は、1,000件未満の区分で10.4%、100万件以上の区分で28.8%でした。区分が1つ上がるごとに高くなっていて、いちばん上の区分はいちばん下の約2.8倍です。サイト全体で合計した割合は23.1%で、これは件数の多い上位の配信者の値に近くなっています(コメントが10万件以上ある157人だけで、全コメントの53.5%を占めるためです)。

1時間あたりの実質コメントは、いちばん下の区分で9件、いちばん上で3,365件と、桁が2つ以上違います。1本の配信の長さも、2時間32分から6時間25分へと長くなっていました。

対象を1つおきに2組に分けて同じ表を作り直しても、1時間あたりの実質コメントは2組とも区分の順に増え、コメ稼ぎ判定の割合も、下の2区分より上の2区分のほうが高いという並びは変わりませんでした。たまたまこの並びになったわけではなさそうです。

なぜ割合が上がるのか(ここからは解釈です)

当サイトの判定は、同じ文字の連打、エモートだけの投稿、2文字以下の投稿、同じ文言が100回以上書かれたもの、などを機械的に数えます。見ている人が多い配信では、ひとつの場面に大勢が同時に「草」「88888」のような短い反応を書き込むので、これらの条件に当たる投稿が増えます。「同じ文言が100回以上」という条件は、コメントの少ない配信ではそもそも満たしにくい条件でもあります。

つまりこの表は、大きな配信の視聴者が手を抜いている、という意味ではありません。人数が増えると、チャットの中身が会話から一斉反応へ寄っていく、という形の違いが数字に出ていると読むのが自然です。

この集計から言えないこと

ランキングを見るときの使い方

規模の違う配信者を比べるときは、コメ稼ぎ率をそのまま並べないでください。10万件を超える配信者の23.1%と、1万件に満たない配信者の11.1%は、それぞれの区分では「ふつう」の値です。同じくらいの規模の配信者どうしで比べるか、各配信者ページの「配信の傾向」に出している、同じ条件の配信者の中での位置を見てください。

計算を確かめる

この記事の集計用データ(JSON)に、チャンネルごとの全コメント・実質コメント・収録本数・収録秒数を、名前を付けない数値の行として保存しています。チャット本文や投稿者の情報は含みません。コメ稼ぎ判定の割合は「(全コメント − 実質コメント)÷ 全コメント」、1時間あたりは「実質コメント ÷(収録秒数 ÷ 3600)」です。

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